2019-11-27 第200回国会 衆議院 文部科学委員会 第10号
しかも、新井紀子先生が開発しているAI、東ロボくんが最も得意なのは世界史の五肢択一式試験でございます。この五肢択一式の問題に対応するため知識を習得されただけでは、今の子供たちの力はAIに及びません。 そこで、今大事なのは、概念を軸に知識を体系的に理解して考え、自分なりに表現すること。だからこそ、入学共通テストに記述式問題を導入することが構想されました。
しかも、新井紀子先生が開発しているAI、東ロボくんが最も得意なのは世界史の五肢択一式試験でございます。この五肢択一式の問題に対応するため知識を習得されただけでは、今の子供たちの力はAIに及びません。 そこで、今大事なのは、概念を軸に知識を体系的に理解して考え、自分なりに表現すること。だからこそ、入学共通テストに記述式問題を導入することが構想されました。
東大合格を目指す人工知能、東ロボくんの開発プロジェクトリーダーを務められた国立情報学研究所の新井紀子教授は、著書「AI vs 教科書が読めない子どもたち」の中で、次のような趣旨の主張をされておられます。 日本の中高生の読解力は危機的な状況にある。その多くは中学校の教科書の記述を正確に読み取ることができていない。多くの人が成人するまでに教科書を正確に理解する読解力を獲得していない。
このことに関連して、東ロボくんというのをやっておられる新井先生という方がおられるんです。東ロボくんというのはロボットで、東大に合格させようということです。今もう既に、受験生中のトップ二割の中にその東ロボくんは入っているんです。 それで、この新井先生は、これはおかしい、一体どういうことなんだということで、中高生にアンケートしたんです。